2012年5月27日日曜日

常設展示リニューアル記念イベント②「綿から糸をつくろう」

 夏も近づく八十八夜を過ぎて、5月末までが綿のタネの植え時です。そんなわけで、リニューアル記念イベントの第2弾は「綿から糸をつくろう」です。

 私たちの身に着ける服のなかにはコットン=綿からできているものがあります。それらの綿は、中国、インド、アメリカで生産されたものがほとんどですが、資料館で使っているのは日本の綿、和綿です。今日は、その和綿を糸にする道具、綿くり機と糸車の使い方を紹介しました。


 

  まず、綿くり機でタネと繊維にわけました。


 

 繊維をほぐしたら、いよいよ糸を紡ぎます。丈夫で、細くて、きれいな糸を作るのはむずかしい。


 できた糸を使って、アクセサリーをつくりました。また、綿くり機でとったタネを持って帰ってもらいました。6月に入る前までに植えてくださいね。



 資料館で植えた綿も芽が出てきました。さて、「来ぶらり四条」のどこかに植えているのですが、どこに植えているでしょう?来館の際には是非、探してみてください。



ヒント:こんなプランター、どこかでみませんでしたか?



2012年5月13日日曜日

常設展示リニューアル記念イベント①「甲冑を着てみよう!」


4月1日より正式にオープンした新・歴史民俗資料館。
6月30日までの特別展「堂山古墳群のひみつ」開催期間中、講演会・見学会など様々な催しを予定しています。本日開催した「甲冑を着てみよう!」は、「もっと知りたいハンズオン」というテーマで行う子ども向けイベントの一つです。


 「ハンズオン」って聞きなれない言葉なのですが、手で触れるという意味で、「見る」ことが中心の博物館で「触る」ことから理解を促す体験型の展示のことをいいます。



今回の常設展示では、堂山一号墳から出土した甲冑のレプリカを誰にでも触れるようにしました。触ることで、見るだけではわからなかったこと、例えば重さや素材感がわかります。


 今日はもっともっとレプリカの甲冑に理解を深めてもらおう!ということで、みんなで紙の模型を作り、構造を理解してもらいました。その上で、レプリカの甲冑を着て記念撮影をしました。





子どもたちにはぬり絵をして完成としましたが、館のスタッフが真剣につくった革綴ならず毛糸綴バージョン。すごく時間はかかりますが、実際ここまでしてみると、「三角板」であるから、体にフィットする曲線が出しやすいという構造がわかります。

次回は、綿から糸を作って、アクセサリーをつくります。事前申込みなしの当日とびこみで参加できますので、是非お越しください。