2012年6月3日日曜日

常設展示リニューアル記念イベント③「土器に模様をつけよう」

  6月に入り、雨が降りそうでムシムシと暑い日が続いています。
そんな中、みんなで「土器」をつくりました。「土器」ってなにか知っていますか?

一般に「粘土を素焼きした器」と説明されます。もう少し説明を加えると、「陶器」や「磁器」ではない、土でできた入れ物ということになります。いつも使うコーヒーカップやお茶碗、お皿などが「陶器」や「磁器」、粘土を素焼きした「植木鉢」が「土器」と同じような作り方で作られています。

 でも、今回は「土器とはなんぞや」といった難しい話ではなくて、「土器の模様ってどんなん?」ということを作りながら楽しんでもらいました。


 まず、器をつくります。器なのでものを入れられるものなら何でもOKです。「お父さんの顔」とか「座る女」といったテーマの作品はお断りです。


器ができたら、「くし」を取りにきてもらいました。そして、弥生時代の人が、この「くし」1本からどんな模様をつくったのか、見てもらいました。


 いよいよ自分がつくった器に模様をつけます。弥生人に負けず劣らず、1本の「くし」から多彩な模様が生まれました。
ここでは火を使えないので、持って帰り1日~2日間自然乾燥したらできあがり。ただし、水には弱いので注意してください。

 
講座も終わり、後片付けをしていたらものすごい雷雨が降ってきました。来週には梅雨入りでしょうか。来週9日(土)は「紙」をつくって古文書探偵になります!古文書探偵になって何をするかはお楽しみに!



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