2015年4月9日木曜日

第二回ニコニコ講座「堺」が行われました!

春分の日を過ぎて、徐々に暖かい日が増えてきましたね。


先日歴民では、第二回ニコニコ講座「堺」が行われました。
この講座は、講義+見学会 のセットで「ニコニコ」講座シリーズの第二弾です。第一回目は去年の秋ごろ、古市の誉田八幡宮についての講座が行われました。


そして今回は、仁徳陵古墳を中心とする百舌鳥古墳群と、三好長慶とゆかりの深い堺について、笠井館長と学芸員大畑による講義と見学会が行われました。




まず、228日(土)に講義があり、古墳の形や造られた理由、堺の古墳群について、また堺にまつわる歴史などを勉強しました。







そして321日土曜日の午後、講座で学んだことを振り返りつつ、実際に堺を歩きました。
天候にも恵まれて、絶好の散策日和でした!




仁徳陵古墳は大きすぎてまるで山のようです。今は植物が生い茂り、緑豊かな姿をしていますが、古墳とは人の手によって造られた人工物なので、当時は長さ480メートルの石の山だったのです。皆で、昔の仁徳陵古墳の姿に思いを馳せました。










次に向かったのは、海会寺と南宗寺です。



南宗寺は、千利休や三好長慶などとゆかりがあるお寺です
境内には千家一門や三好長慶一族の供養塔、枯山水の庭などがあります。






次に訪れたのは、宿院頓宮です。
ここは住吉大社と大鳥大社の御旅所で、731日に大鳥大社から、81日には住吉大社から、神輿を迎えて祭礼が行われます。




境内に、飯匙堀(いいがいぼり)という堀があります。この堀は、「潮干珠」を埋めた所で、どんなに雨が降っても水が溜まらないという伝説があるそうです。






路面電車に乗って次に向かったのは・・・








浄土真宗本願寺派の本願寺堺別院です。
寛政10(1798)の火災で、表門と鐘楼を残して焼失し、
文政8(1825)に再建された現在の本堂は、現存する堺最大の木造建築物です。明治4(1871)の廃藩置県後、明治14(1881)まで10年間、堺県庁の庁舎にされていたため、堺県庁跡として府の史跡に指定されています。





次は、妙國寺です。
境内の大蘇鉄は、樹齢1100年を越すともいわれる国指定の天然記念物です。この蘇鉄には伝説があり、それは織田信長が堺を訪れた際に珍しがって安土城に移植したものの、毎夜「堺に帰りたい」と泣いたために再び堺に帰されたということで、「夜泣きの蘇鉄」と呼ばれているそうです。





最後はこちら。






堺市役所21階展望ロビーです。
ここからは市内の眺望を360度楽しむことができます。海辺の町、堺からは西に淡路島や六甲山、北から東にかけて北摂山系や生駒山、更に金剛山を見ることができます。そして、百舌鳥古墳群が町の中に点在するのを眼下に見ることができました




おしまい



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