2013年2月3日日曜日

市民学芸員展開催中です!

1月12日から第1回市民学芸員展「こんな大東み~つけた」がオープンしました。
これまでの細かい経緯は語りつくせませんが、
「市民とともにつくる資料館」をコンセプトに市民学芸員活動を始めて四年目、
やっとなんとかここまでこられた~
というのが、今の率直な気持ちです。

「そろそろ市民学芸員展やってみませんか?」
はじまりは、K館長の問いかけでした。
「何を展示すればいいの?」
「私たちにできるのか
「どこまでやればいいのかな?」
当初は不安の声が続出。
しかし、いざ始めてみると、私たち若輩ものが出る幕もなく、
着々と準備は進んでいきました。

今回の展示では、館の学芸員ではなく、市民学芸員が主体となり、
企画から調査、展示、普及に至るまでの全てを手がけました。
一人ひとりの努力と助け合いをなくしては成立しない企画だけに、感慨もひとしおです。
詳しくは、展示期間中に発行予定の『市民学芸員REPORT第5号』をご覧ください。

市民学芸員展「こんな大東み~つけた」は、3月17日まで開催しておりますので、
みなさまのお越しを心よりお待ちしております。

展示作業のようす

2012年8月28日火曜日

歴史とスポーツふれあいセンター・東部図書館共催事業「体験おはなし会」

 空を見上げると、夏の雲から秋の雲にかわってきました。体にも夏の疲れがたまってきた頃でしょうか。
そんななか、東部図書館と一緒に「体験おはなし会」をしました。

 子どもたちに本を読んであげる時、昔話や民話の中にはたくさんの道具が登場します。昔はあたり前にあった道具も、今ではどうやって使ったのか、何をする為の道具なのか、わからなくなっています。そんな道具=民具が資料館の収蔵庫にたくさん眠っています。
そこで、物語の筋には関係ないけれど、民具について知ることで、物語を深く味わえるのではないかと「体験おはなし会」が企画されました。

 

 第1話目『しおふきうす』。
これは何でしょう?と石臼を見てもらってから、絵本の読み聞かせが始まります。
読んでくれたのは、東部図書館の司書さん。


 むかし、貧乏な弟と金持ちの兄があったと。弟が正月の準備ができずに困っていると、こびとのところでまんじゅうと石臼をとりかえるようにと、言う人がある。弟はもらったまんじゅうをもってこびとのところに行き、石臼とかえる。この石臼は、右にまわすと好きなものが出る、左にまわすと出るのがとまるという不思議な石臼だった。弟は家から馬から好きなものを出すと、お正月の準備をした。明けてお正月、あんなに貧乏だった弟の家が見違えるようになっている、これはどうしたわけだと兄はびっくりする。そのわけを知り、石臼を盗み出した兄は帰る船の上で、石臼をまわしたものの・・・・・。

 

 読み聞かせの後は、石臼を触ってみよう。


「あー、こっから出てきてんでー。」



「細かいやつがでてきてる!」



「ゆっくりまわしてみてー。はやくまわすとあかんわー。」


 体験用ということで、小ぶりな石臼ですが、石臼がどんなものかは伝わったようです。



 インターバルには、図書館の司書さんが泥メンコを紹介してくれました。




 第2話目『がまどんさるどん』


ひろった稲穂から米づくりをすることになったがまどんとさるどん。「田うちに行こう」「苗うえに行こう」「草ぬき」に行こう、と誘っても、いつも「はらがいたい」「あたまがいたい」といって、がまどんに仕事をおしつけるさるどん。収穫してモミと米を分けて、やれ米をついて食べようという段になってさるどんが「山の上でもちつきしよう」と言い出す。ついたもちを食べたのは・・・。

このあと、『がまどんさるどん』に登場する米づくりの道具を紹介しました。田うちに使う備中鍬、苗を運ぶ苗かご、モミと米を選別する箕。


「このあとがまどん、これ(箕)使って何したんだ?」


「どじょうすくいー」


「ちゃうわー」


 一通り紹介してから、一人一人、天秤棒を使って苗かごを運びました。
 


 次の幕間には、学芸員実習生に「折り紙」をやってもらいました。

 「こうやって折ったら、何ができたかなー?」     


 「タヌキ―」

 
 「次のおはなしにはタヌキが登場するよー。」

 

 第3話目『たぬきのいとぐるま』
これを使って「たぬきが何をするかよく見ておいてねー」と糸車を見てもらってから読み聞かせスタート。


あるところに、木こりの夫婦が住んでおったと。ある時、タヌキが罠にかかっていたのを木こりのおかみさんが逃がしてやった。おかみさんが糸車をまわすのを見ていたタヌキは、木こり夫婦が山を下りている冬の間に一年分の糸をつむいでくれたんだと。
 

 おはなしの後には、綿繰り機と糸車を紹介して、触ってもらいました。


 
 タヌキみたいに上手に糸をつむぐのはなかなか難しいみたいです。

 定員を増し23名の方に参加してもらった体験おはなし会はこれでおしまい、どんとはれ。

2012年8月6日月曜日

歴史とスポーツふれあいセンター・東部図書館共催事業「来ぶらり四条探検ツアー」

雨がふらなくて、むし暑い日が続きますね。
館内は涼しいから・・・・いやいや、勉強になるからと朝から子どもたちの姿が見られます。

「図書館はいったことあるけど、資料館ってどこにあるの?」

「えっ?資料館って何?」

「3階、4階には何があるの?」

 4月の開館からずいぶん日が経ちましたが、未だにこんな声を耳にします。
これは当たり前のことで、来館される方は図書館なら図書館、資料館なら資料館、体育館なら体育館というように目的をもって来られる方が多いので、目的以外の施設については気に留めてもらえないようです。

 そこで、より多くの方に複合施設である魅力を知っていただきたい!!との思いから、東部図書館と共催し『来ぶらり四条探検ツアー」を企画しました。

 
 1階の受付で探検の地図(回答用紙)をもらったら、好きなところからまわります。


                                                           図書館でのクイズ①

                                    
ここは としょかんの 「れきしひもときコーナー」 だ

れきしをしらべたり  おおさか  や  だいとうしのことを しらべたりするのに  べんりなコーナー 

りょうこうの  ガイド本も  ここにあるヨ

さあ ○○にはうまいもんがいっぱいあるんやで~♪“というこのうたが のっている えほんが このコーナーにあるヨ

○○には なにが はいるかな?



                               図書館でのクイズ②
ここは としょかんの 「おはなしのへや」だ

まいつき  だい1、2,4 どようびに  おはなしかいを するへやだ
あかちゃんえほん  と かみしばいが  おいてあるヨ 
ちいさなこどもたちの  へやだから  さわがないでネ

さて、このおはなしのへやの  かべに  くまさんは なんびき  いるかな?

① 3 びき     ② 4 ひき     ③ 5 ひき



                                                                 資料館でのクイズ
ここは しりょうかんの 「てんじしつ」だ

おおむかしのひと  や  すこしむかしのひとが  つかっていたものを  ならべて  だいとうしが どんなところだったのかを  しょうかいしているんだ

さて、この「つぼかん」、なにに つかったか わかるかな?

①いす        ②かんおけ           ③なべ


                                                          歴史体験研究室では体験
ここは 「れきしたいけんけんきゅうしつ」だ

れきしたいけんけんきゅうしつでは  ときどき ものづくりをしたり  れきしについての  おはなしをしたりするんだ

きょうは  『にっこうしゃしん』に  ちょうせんだ!


                                                          一般収蔵庫でのクイズ
                                    
ここは  しりょうかんの  ものを おいておく「いっぱんしゅうぞうこ」だ

このしゅうぞうこには  とってもふるいものから わりとあたらしいものまで  
つちの なかから  でてきた いろんなものが  あるんだぞ

さあ、このなかで いちばんあたらしいものは どれだろう?


①       ②        ③
(ケースに展示した資料から選びました)



                              民俗資料収蔵庫でのクイズ

ここは しりょうかんの ものを おいておく「みんぞくしりょうしゅうぞうこ」だ

このしゅうぞうこには  おじいさんや おばあさん  そのまたおじいさんや  おばあさんくらいの ひとが  つかっていたものを  おいておくんだ

さあ、これは なにを つかまえるものかな?

①ネズミ        ②セミ           ③ハエ




                    全部終わったら、ゴールにいって抽選です!!
回答用紙と引き換えにくじが1枚ひけます。

かざる―勾玉ストラップ

つくる―勾玉制作キット
 
 おす ―資料館のキャラクターD・レッキーのハンコ

3つのうちのどれかが当たります。


 本日の参加者、58名。アンケートには「もう一度やってください」との声を頂いたので、こんどは体育館やグラウンドもいれて開催したいと思います。実現できるよう頑張りますので、お楽しみに。



夏季展示「夏休みの小学校」

毎日シャワシャワというセミの声が聞こえてきます。夏もいよいよ本番ですね。
資料館でも、「夏休みの間だけ資料館を小学校に戻しちゃおう!」と、夏季展示「夏休みの小学校」を開催しています。


 旧四条小学校の建物を活用してできた施設なので、同校の歴史を物語る写真や資料を紹介しています。


 また、「給食」「唱歌」「教科書」の変遷を展示することで、旧四条小学校の卒業生でなくても、小学校のことを思い出してもらえるようにしました。

 ところで、思い出してもらった小学校のことを、来館者の方に書いていただくコーナーを設けたのですが、これがなかなか面白いのです。少しだけ紹介しましょう。






大人になると小学校のことを思い出すことも少なくなりますが、「夏休みの小学校」展で小学校のことを思い出してみませんか。親子でも、友達どうしでも、お孫さんとでも、一緒に来館された方と会話が弾むことと思います。

8月1日~31日までの短い会期ですので、お見逃しなく!!

2012年6月18日月曜日

常設展示リニューアル記念イベント⑤「地域のものを探せ!」

 とうとう特別展「堂山古墳群のひみつ」の会期も残り2週間あまりになりました。会期中に開催する子ども向けイベントはこれで最後です。

 最後は「地域のものを探せ!」というタイトルで、カードを使ったクイズラリーをしました。

資料館の収蔵庫にはたくさんの民具が収蔵されています。それらの民具のなかには、全国どこのご家庭でも使われていたものと、大東地域の特徴や歴史をよく伝えているものとがあります。
例えば、蓮根堀りの道具は、決して大東だけにしかない民具ではありませんが、低湿地帯であったというこの地域の特徴をよく伝えていると思います。氷造りの道具からは、氷造りに適した気温の山間部であったこと、そして販売先である大都市をつなぐ水路交通の存在といった大東市の特色が伺えます。


 では、一緒にクイズに挑戦!次の5枚のカードの中から大東らしいもの=「地域のもの」を探してください。4つは一般的にどこでも使われていたもの、1つだけ「地域のもの」があります。

                    


 

   受付をすませたたら、この5枚のカードをもってクイズラリーに出発です。1問目、これは何に使ったのでしょうか?




















一番多かった答えは「ひしゃく」「水をくむもの」「お風呂で使うやつ」でした。
正解は、火熨斗(ひのし)。今でいうアイロンですね。これは「地域のもの」ではありません。カードの裏面には、このように答えを書きました。

 



お次はこれ、何に使ったのでしょうか?




















「まくら」という回答がありましたが、これは湯湯婆。湯湯婆でゆたんぽと読むんですね。今とは形が違いますが、使い方は今と変わらず、布団のなかにいれて体を温めるのに使いました。




これは何の道具でしょうか?

 





 
















それぞれ違う道具なのですが、これを使って何かをつくります。
さぁ、何をつくる道具でしょうか?

①ラーメン  ②踏車   ③自動車


正解は、こちら。

大東市立歴史民俗資料館『特別展 近世大東の新田開発』図録より


 ②踏車です。踏車は、水を入れたり、排水したりする道具です。大東市域は、低湿地帯で水がたまりやすく、このような踏車がたくさん活躍していました。そして、大東市諸福の近辺には、この踏車をつくる大工さんが数軒ありました。



 この大工道具がこちら。これは大東の地域の歴史を伝えてくれる、「地域のもの」といえるでしょう。






 さて、残り2問です。これは何でしょうか?

















 
 今と形は変わらないので、簡単、簡単。そう、答えはお虎子(おまる)です。主に乳幼児用の便器で、特に大東市ならではの特徴があるわけではありません。  




 



最後はこれ、何でしょうか?









 
 これは矢立(やたて)といい、筆を入れる棒状の部分と、綿に含ませた墨汁を入れる部分からなります。ペンや鉛筆が普及する前までは、筆で文字を書いていましたが、外出する時に「硯」「墨」「水滴」といった道具を持ち歩くのは大変、というわけで携帯用文房具、矢立が使われていました。これももちろん「地域のもの」ではありません。




最後は、ゴールでカードをラミネートしてもらって、持ち帰りました。

 5月~6月は、合計5回の子ども向けイベントを開催してきましたが、延べ168名の方に参加して頂きました。また夏にも子ども向けのイベントを予定しています。またHP上でお知らせしますので、是非遊びに来てください。